温家宝首相への会談要請

2010年5月26日


中華人民共和国駐日本大使
程永華殿

Students for a Free Tibet Japan(SFT Japan)
代表 ツェリン・ドルジェ

温家宝首相への会談要請

拝啓 チベット問題の解決を求めるNGO、Students for a Free Tibet Japan (SFT Japan) は、この度の温家宝首相来日に際し、SFT Japan及び日本在住のチベット人と首相との会談を要請します。

 SFT Japanは去る3月13日、東京・広尾の中国大使館に「チベット民族蜂起から51年を迎えチベット問題の早期解決を求めるSFT Japanの声明」として、独自の文化の尊重、固有の言語で教育を受ける権利の保障、宗教信仰の自由の尊重、チベットの特性と需要に適した経済発展の重視など8項目の要請を提出しました。
 これらの要請は2008年以来、SFT Japanが継続的に求めてきたことでもありますが、残念なことに解決の兆しが見られません。

 また、4月14日にチベット・カムのジェクンド(青海省玉樹自治州)を襲った大地震の復興政策においても、チベット人被災者の生活再建より政府や軍関係者の家屋復旧が優先されたり、当局の対応を批判したチベット人作家が連行され、いまも行方不明になっているなど、中国政府は相変わらずチベット人の尊厳を踏みにじる行為を続けています。

 中国政府のこうした姿勢に対する国際世論の高まりに、中国首脳は直接耳を傾けるべきです。温首相におかれては、滞日期間中に、SFT Japan及び日本在住のチベット人と直接対話する日時と場所を設定いただき、チベット問題に関する国際世論と当事者の声を聞くと同時に、3月に提出した8項目の要請に対する回答をお聞かせ願います。

敬具