たくさんの方のご来場、ありがとうございました!
Students for a Free Tibet本部(ニューヨーク)副代表
テンジン・ドルジェ氏から日本へのメッセージ
(日本語訳)
タシデレ(こんにちは)。私はStudents for a Free Tibetのメンバー、テンドルです。
在日チベット人と日本人サポーターのみなさん、こんにちは。
2009年はチベット蜂起50周年に当たります。これまで苦しい運動を続けてきました。自由をもたらす運動に携わっていると大変なこともあり、落ち込むこともあります。一夜にして自由がもたらされる訳ではないからです。
中国政府のような専制的な政治体制を転覆させるには時間がかかります。それでも何でもできるということ、チベットが自由になるということを私達に繰り返し示していただければ勇気付けられます。
50年が経ち、私達は変化に直面しています。運動のあり方も変わってきています。チベット人は組織化されてきており、非暴力の抵抗を武器として中国政府に立ち向かっています。
今日に至る道のりは長いものでした。互いにメッセンジャーで連絡を取りあい、ノー・ロサル運動を組織してきました。昨年の弾圧で、大勢のチベット人が亡くなっているからです。今年は新年を祝いませんでした。
このメッセージを録画している今日は2月25日、チベットの新年に当たります。中国政府は実際、この状況をいかに扱えばいいのか、わかっていません。こうした抵抗運動にどのように対処すればいいのかわかっていない。なぜなら、これまでのような路上の抗議運動とは違うからです。
中国政府は不安に感じているはずです。中国自体が変わりつつあるのです。「帝国」は今、脅迫されていてきわめて不安定な状態です。
中国政府は人々を管理・抑圧するために暴力を行使しています。けれども今は、世界中が見ている。世界中がインターネットにつながっていて、テレビも新聞もある。だから中国政府はどうしていいのか、本当に途方に暮れています。銃を手にして、軍隊を中国からチベットへ追加投入する以外は、どうするべきかわからないのです。
同時に、これほどの弾圧下にあっても希望はまだ残っています。今日のチベット人には、かつてないほど希望があるといえます。ですから、皆さんのサポートは大きな意味を持っているのです。私達には、国際社会の支援が必要なのです。
中国政府は今、計画的にチベットの全てを破壊しようとしています。私達にとって大切なものを全て、チベットのアイデンティティを示す私達の文化、宗教、言語など、全てを消し去ろうとしています。国際社会こそ唯一の希望であり、正義です。特に中国へのODA拠出金額が最大の日本は、チベットの闘いを推進していく上できわめてユニークな立場にあるのです。
ですから、どうか私達への支援を続けてください。チベット人や日本人の活動家を支援し続けてください。日本でのムーブメントを生かし続けてください。
昨年、日本の皆さんが示してくださった支援のすべてに感謝しています。特に、中国の聖火リレーの時はありがとうございました。そして今、このイベントに来てくださったことについても、深く感謝しています。
時代は本当に変化しています。私達は今、中華帝国が終焉を迎える日に近づいており、チベットの抵抗運動が日ごとに強まっている時代に立ち会っています。
私達の運動に参加してくれる全ての人々、新たに参加してくれる日本の人々、日本人、一人一人の参加によって、私達は強くなっています。新たな100人によって、1000人によって。
そしていつか、私達はチベットが自由になると知るでしょう。しかも、非暴力によって自由になることが明らかになるでしょう。なぜなら、それが私達の信じる原則でダライ・ラマ法王の掲げる原則だからです。
皆さんの支援に重ねて感謝します。そしてあと2、3年、支援を続けてください。なぜなら、チベットが自由になると私達は確信しているから……。
まもなく私達は新しい運動を始めます。それによって運動はさらに深まり、北京の独裁制度を倒し、チベットを自由にする具体的な基盤を持つものになるでしょう。
皆さん、ありがとう……そしてチベットに、独立を!
このページは既に終了したイベントについて記載していますので、ご注意ください
2008年3月10日、チベット問題は新たな局面を迎えました。ラサ近郊のデプン寺の僧侶、およそ300人がラサ市内へ向かって行進を始めたことがすべての始まりでした。同じ日、セラ寺の僧侶14人もジョカンの前で抗議を行い、すぐに逮捕されました。彼らの勇気は人々の心を打ち、この抗議はチベット全土に広がる歴史的な蜂起へとつながっていきました。老いも若きも、僧侶も尼僧も農夫も牧夫も職人も、中国各地で学ぶチベット人学生でさえ、危険を冒して抗議に参加したのです。
この抵抗の精神は、あの1959年3月10日から半世紀に渡って受け継がれてきたものです。チベットに侵入した中国軍に抗議し、ダライ・ラマ法王を護ろうと多くの市民が立ち上がった記念すべき日から50年。あの時、命がけで立ち上がった数万のチベット人たち、彼らの子供たちに受け継がれた切実な願いは果たされぬまま、半世紀が過ぎることになります。
SFT Japanはこの抵抗の50年を振り返り、国内外の人々に広くチベット問題を喚起し、チベットの人々とサポーターとが共に解決を目指すことを目的に、記念イベントを開催します。
自由を謳歌する人々には、世界をよりよい方向に変えていく力と責任があります。この半世紀の間、絶えることなく流され続けた涙や血、そして失われた多くの命に想いを馳せ、その間決して諦めなかった平和と自由の希求を、皆様と一緒に決意しましょう。多くの方のご来場をお待ちしております。
- 日時
- 2009年3月7日(土)開場 18:30 開演 19:00
- 会場
- 国立オリンピック記念青少年総合センター 大ホール(渋谷区代々木神園町3-1)小田急線参宮橋駅下車 徒歩約7分
- 参加費
- 1000円(当日受付でお支払いください)*学生は無料(学生証をご持参ください)
お申込み
事前申し込みが必要となります
こちらからお申し込みください
国立オリンピック記念青少年総合センターの利用にあたっては参加者を事前に施設に提示する必要があるため、記入いただいた氏名をそのために利用します。ご了承ください
プログラム
*チベット本土の模様を伝える映像
"Undercover in Tibet"(チベット潜入)上映*講演/スピーチ
- チベット問題を考える議員連盟
- ダライ・ラマ法王日本代表部事務所
- 在日チベット人コミュニティ
ご注意
- ホール内での飲食はできません
- ロビー外に喫煙スペースがあります
主催
- Stundents for a Free Tibet Japan(SFT日本)
特別協力
- ダライ・ラマ法王日本代表部事務所
- 在日チベット人コミュニティ
- チベット問題を考える議員連盟
協力
- アムネスティ・インターナショナル日本 チベットチーム
- ド・ガク・スンジュク
- フリーチベット福岡
- Gaia Symphony(ガイアシンフォニー)
- ルンタ・プロジェクト日本事務局
- MMBA(文殊師利大乗仏教会)
- TCP(チベタン・チルドレンズ・プロジェクト)
- チベコロ
- チベせん(チベットサポート仙台)
- Tibet Support Group KIKU
フライヤー
ぜひあなたからも配布してください!