SFT日本について

Welcome to Students for a Free Tibet Japan


SFT(Students for a Free Tibet)は、非暴力で平和的な社会的、政治的、経済的活動を通じて、世界中の若い世代にチベットで起こっている人権侵害の現状を知ってもらい、支援活動への意識を高めると同時に、チベット問題の平和的な早期解決を求めることを目的に設立された団体です。1994年にアメリカで発足し、Tibetan Freedom Concert(Milarepa Fund主催)や各地の大学祭などで、署名活動やアピール活動をしてきました。現在では、SFTに参加する大学や高校、コミュニティで作る支部が世界中に650(35カ国)を数えます。

日本では1999年6月のチベタン フリーダム コンサート(東京ベイNKホール)開催を機にSFT Japanが結成され、その後、中心メンバーの大学卒業などで活動休止。2008年1月、日本在住のチベット人ツェリン・ドルジェさんの呼びかけで、活動を再開しました。偶然にもその直後の3月にチベット蜂起が起き、続く4月26日長野聖火リレーでのSFT日本主催のアピール行動・善光寺法要が大きく報道されることとなったのです。

非暴力で平和的な活動を通じてチベットの状況への理解と問題解決を呼びかけ、若い世代の手でチベット支援活動を盛り上げたい、というSFT Japanの理念はずっと変わりません。関心ある方の参加をお待ちしています。

単に「スチューデンツ」=「学生たち」ではなく、若い世代をターゲットにしつつ幅広い世代にチベット問題を知ってもらい、共に行動を起こすことで広く社会正義に目をひらいてもらうことがSFT日本の役割と位置づけています。現役学生・元学生のみなさんのご参加をお待ちしています!(MLへの参加は、力を貸してくださいのページをご覧下さい)

代表:ツェリン・ドルジェからのご挨拶


ツェリン・ドルジェ(Tsering Dorjee)です。
両親がチベットから逃れてきた、1974年インド生まれのチベット難民2世です。誕生日は正確には分かりません。あまり知られていないことですが、1970年代半ばまで、チベット国境付近では独立を求めるチベット人と中国共産党の戦争(紛争)が続いており、両親は国境地帯を転々としていたそうです。小学校からは両親と離れ、インド北部ダラムサラ郊外のTCV(Tibetan Children's Village:チベット子供村)という全寮制の難民学校で学び、高等部卒業後はインドで5年働きました。その後、縁があり、1999年から日本で暮らしています。「祖国チベットのために何かしたい」という気持ちは学生時代からずっと持っていました。「Friends of TIBET」の活動家、テンジン・ツォンドゥ(*)はTCV時代の先輩で仲も良く、互いに影響を受けました。けれど、慣れない日本での生活は、言葉を覚えたり、長時間の仕事で身体を壊したり、暮らすだけで精一杯で、自分に何かができるのかも、どうすればいいのかも分からず、月日が経ちました。そんな時、2007年にオーストラリアを訪問し豪首相とも会談したダライラマ14世が「このままではチベットはあと15年で消滅する」と述べたと聞いたのです。「今チベット人として何かしなければ」という思いに駆られました。

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*テンジン・ツォンドゥ 詩人、活動家。2002年、訪印中の朱鎔基首相が滞在するホテル・オベロイ外壁に登り、14階の高さからチベット国旗と「FREE TIBET」の幕を掲げてインド警察に拘束された。

SFT本部テンジン・ドルジェ氏からのメッセージ


日本のチベット サポーターのみなさまへ、

日本において Students for a Free Tibet の新しい支部を設立したと聞き、非常にうれしく思います。日本で SFT が設立されること、そして様々な年齢層の日本人の方がチベット人の人権と自由のための闘争をサポートしてくださることは、長年の願いでした。

みなさまもご存知のとおり、チベットの現状は悲惨であり、チベット人は過去最悪の弾圧の下で暮らしています。中国政府は、チベット人たちがすべてを犠牲にして自由を求める声を上げている一方、無情な政策によってチベットの文化、宗教、言語を組織的に破壊しようとしています。

日本のみなさまがチベットの自由を求める闘争へのサポートを表明し、活動に興味を示してくださることで、私たちも心強く思い、力を与えられます。不正を止めるための一人一人の力は、決して小さなものではありません。

この重要な時期におけるみなさまのチベット サポートに感謝し、みなさまの活動を応援させていただきたいと思います。みなさまとともに、チベットの人権と自由を求める様々な戦略的キャンペーンを行うことを楽しみにしています。

テンジン・ドルジェ(テンドル)
Students for a Free Tibet 国際本部次長

テンドルが2007年4月に行ったチョモランマ(エベレスト・ベースキャンプ)での抗議行動については、こちらに。

Students for a Free TIBETへの参加


「何かしたい」という思いで、2007年夏、SFT(Students for a Free TIBET、本部・米ニューヨーク)がダラムサラで開催したワークショップに参加したことが、SFT Japanを再始動させるきっかけとなりました。SFTは元々アメリカの大学生が組織した団体で、15年近い活動実績があります。大学卒業後も活動しているメンバーも含め、現在は幅広い年齢の人たちが参加しています。欧米を中心に世界各地に支部があり、チベットに関する最新情報を共有したり、チベット問題を訴える統一行動を起こしています。ワークショップでは、ただ1人の日本からの参加者として大歓迎され、世界各地で活動するチベット人と旧交を温めたり新たに知り合って、「チベットのために」という気持ちを新たにすることができました。チベットにはもう時間がありません。自分は、生まれてからまだ一度も祖国チベットを見たことがありません。世界には、同じように、ふるさとを奪われ、父と母の大地を知らないまま成長したチベット人がたくさんいます。皆、チベットが自由と独立の大地となって、父と母の生まれ故郷を訪ねる日を待ち望んでいます。どうか力を貸してください。

単に「スチューデンツ」=「学生たち」ではなく、若い人たちを中心に幅広い世代にチベット問題を知ってもらい、共に行動を起こすことで広く社会正義に目をひらいてもらうことがSFT日本の役割と位置づけています。また、日本のような経済的先進国の支部には、大勢の若い難民チベタンたちが活発に活動しているSFT Indiaや、インドでの各種アクションの活動資金を支援することで、次の世代を担う若い亡命チベタン達の祖国を想う叫びをサポートするという機能もあります。

現役学生・元学生のみなさんの、学校内SFT支部(コミュニティ・サークル)の設立や、各アクション・キャンペーン・メーリングリストへの幅広い参加をお待ちしています! (MLへの参加は、力を貸してくださいのページをご覧下さい)

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連絡先


moc.liamg|8002napajtfs#moc.liamg_ta_8002napajtfs(日本語可)
または Tsering Dorjee moc.liamg|napaj.tebiteerfarofstneduts#moc.liamg_ta_napaj.tebiteerfarofstneduts(英語)

生活のための仕事のかたわら手分けして行う活動であるため、いただいたメール全てにはお返事できなかったり、返信に時間がかかります。ご理解のほどよろしくお願いいたします。