SFT本部プレスリリース
2011年11月2日
***写真は http://www.flickr.com/groups/stand-up-for-tibet/ にアップされる予定です。ビデオはこちら。
G20参加各国指導者のカンヌ到着に合わせて、チベット支援者が横断幕アクションを実施 - 9人が拘束される
今年10人のチベット人が焼身抗議。中国によるチベットでの弾圧を停めるよう、国際的介入を呼びかけ
(カンヌ、フランス)2人のチベット活動家がカンヌのヴィル駅正面にぶら下がり、 "Enough!"「もう十分だ、いまこそチベット人の命を救うため、国際的介入を」とフランス語で書かれた横断幕を掲げた。2人のうちひとりはチベット人。
中国の胡錦濤主席など世界中の指導者たちが集まるG20サミットで行われたこのアクションは、チベットでの中国の弾圧を止めるために国際的介入を要求して世界65以上の都市で行われているアクションの一環である。カンヌでアクションを行ったのは、Norbu Gyanatshang(ドイツ)、Martha Graugnard(フランス)、Lobsang Dhondup Reichlin(スイス)、Guillaume Guilpart(フランス)、Phil Kirk、Pema Yoko(英国)、Gyamtso(フランス)、Kate Woznow(カナダ)、Jyotsna George(インド)の各国から集まった9人。
「きょうチベットのために世界が立ち上がっています。私たちはチベット東部の町や寺院から中国部隊や武装警察を撤退させるよう胡錦濤主席に圧力をかけてもらうよう、各国の指導者たちに呼びかけたい」とSFT UKのディレクター、Pema Yokoはアクション後、逮捕される前に話した。
2011年3月以降、10人の若いチベット人たちが中国の政策に抗議して焼身自殺をはかっており、9月26日までに少なくとも尼僧1人を含む5人が死亡した。中国当局は保安要員をチベットに配置した。AFPの記者はチベット東部のンガバから強制退去させられる直前、ンガバの街頭をマシンガンを持った兵士が制圧し、武装兵員輸送車が検問として停められ、チベットの主要寺院には警官が駐屯しているといった様子を報じている。
「チベットでの中国の軍事的抑圧は、チベット人たちを極限状態に追い込み、助けを求める必死の叫びがこの先例のない自己犠牲の連続を生んでいます。チベット人たちは自由のために殉じています。中国による占領はもう十分、中国の暴力を許す世界の指導者たちの怠慢ももう十分だ、ときょう私たちは言いたい」と同様に逮捕されたSFT本部のKate Woznowは話した。
世界中のチベット支援者たちは "Enough! Campaign for Global Intervention to Save Tibetan Lives"(もうたくさん!国際的介入がチベット人を救う)と題するキャンペーンを行い、ノーベル賞受賞者大司教デズモンド・ツツ、俳優リチャード・ギア、音楽家レディオヘッドを含む有名人、政治家と他の著名人もこのキャンペーンに賛同している。既に21,000人以上がこのキャンペーンに参加し、チベットで拡大している危機を解決するよう胡錦濤主席に対する国際的圧力を求めている。
「私たちはノーベル賞受賞者、有名人、政治家と世界中の国の良心の人たちから、このキャンペーンに圧倒的支持を受けています.。私たちは世界的な行動を要求する世論の高まりに支えられ、きょう、G20に参加する各国の指導者たちにチベットのための協調を求めたいと思います。なぜなら、国際的な外交圧力が、中国による弾圧からチベット人の命を救うからです」と、チベット青年会議欧州支部のNorbu Gyantsangは言った。
キャンペーンの参加者たちは協調、共同の手段を緊急に創設し、適切で効果的にチベットの状況を解決するためにより長期の外交的判断を追求できる多国間のアプローチを要求している。ぜひ http://www.StandupforTibet.org を見てほしい。
テンジン・ドルジェ(テンドル)
Students for a Free Tibet本部 代表