中国の60年間のチベット占領政策はすべてが間違い

カム地方カンゼおよびアムド地方ンガバ弾圧の即時停止を求めます。

2011/7/14 Students for a Free Tibet Japan

DSC_0034.jpg

 中国共産党政府は、1951年5月にチベット政府に強制した不平等条約の「17か条協定」、及びそれに続く武力侵略を『チベット平和解放』とすりかえて、今年2011年を『チベット平和解放60周年』として祝おうとしています。本来は5月の予定だった式典開催は説明なく延期され、外国メディアの取材どころか外国人観光客の訪問さえ6月下旬からシャットアウトし、外部の目のいっさい届かないところで厳重な警戒のもと、明日14日、式典を開こうとしているのです。
 この60年間の、中国共産党のチベットでの行いは、武力による侵略と虐殺の繰り返しであり、宗教と文化の虐殺であり、野放図な開発と環境破壊であり、すべてが間違っています。
 ひとつ指摘しましょう。チベットに住む『解放された』チベット人が、本当に『平和解放』を喜び、心から記念式典を祝福しているのであれば、外国人を閉め出す必要など何もないはずです。なぜ外国人を閉め出すのか。隠そうとすること自体が、見られては困る事実が存在するという明らかな証拠なのではありませんか。
 華々しい式典の水面下で何が起こっているかを、私たちは知っています。
 カム地方カンゼ(四川省甘孜州)では、6月6日以降、数日おきの断続的な抗議活動が続いています。各寺院に軍隊が駐留して厳しい監視とコントロールを続けるなか、密かに抜け出した数人が町中心部で声を上げたりチラシをまき、すぐに拘束されるという抗議活動です。7月9日のボイス・オブ・チベットによると、これまでに30回以上のデモがあり、少なくとも数十人のチベット人が拘束されています。
 アムド地方ンガバ(四川省阿壩州)で4月、武装警察の特殊部隊が強行突入して最悪の事態を迎えたキルティ僧院も、その後の状況は好転していません。約2500人の僧侶のうち300人の行方は今も明らかにされておらず、国際人権団体は身柄拘束の法的根拠を明らかにし、非人道的な処遇は国際法上許されないと訴えています。寺院内には軍隊と警察が駐屯して強制的な思想教育を続け、僧侶たちは精神的拷問を受けています。
 これらの弾圧が「調和の取れた社会の発展」などの犠牲であってはなりません。
 SFT Japan(スチューデント・フォー・フリー・チベット・ジャパン)とITN(インターナショナル・チベット・ネットワーク)は、中国当局がとりおこなう「チベット平和解放60年記念式典」を前に、その60年間の中国共産党のおこないはすべてが間違いであると世界に訴えます。同時に、カム地方カンゼと、アムド地方ンガバのキルティ僧院で続く弾圧の即刻停止を求めます。