カイラスTシャツ
kailas_2.jpg

カイラス山、チベット語で カン・リンポチェ(尊い雪山)はチベット高原西部(ンガリ)に位置する独立峰。チベット仏教徒、ボン教徒、ヒンドゥー教徒の聖地。標高6,656mの未踏峰だが、聖者ミラレパが山頂に達したという伝説がある。

氷河の後退、草原の乾燥化、湖面積の減少「異変は既に始まっている」

「天空の世界」チベットの中でも最も奥地に位置するカイラス山。チベット仏教徒、ボン教徒、ヒンドゥー教徒が一生に一度は巡礼することを祈願する聖地です。近くのマナサロワール湖を水源とするインダス川はチベット高原からラダック、パンジャーブを流れて、インド、パキスタンの多くの人々を潤し、アラビア海に注ぎます。

チベットには世界最高峰のチョモランマ(エベレスト)をはじめ、 8,000メートル級の山々が連なります。 平均でも富士山頂に近い 3,650m の高地です。 この高原の大気は上昇気流に乗り、 アジア全域の大気循環、地域の気候(気温、降水型、モンスーン等)に大きな影響を及ぼしています。インダス川だけでなく、黄河、長江、メコン川、サルウィン川、ガンジス川など、アジアの主要河川は殆どがチベットを水源とし、11カ国へ流れ出ています。これらの水が数億人のアジアの人々を潤しています。

北極、南極で顕著に見られる地球温暖化の傾向は、「第三の極」チベットでも急速に進んでおり、現在、顕著な氷河後退現象がみられます。気候変動だけではなく、人為的な乾燥化もその原因と考えられています。中国政府の中国沿岸部へ水資源を振り向ける政策により、チベット高原が乾燥化しているのです。

氷河の融解、草原の減少が進むことによって、豊富な植物種が激減することが危惧されています。すでに、チベット高原に豊富に存在していた種は減少しつつあり、1991年から2001年にかけて、薬草は年平均で4.9種、食用の植物は年平均で5.4種も失われています。チベット最大の湖、ナムツォでも湖面面積が減少しており、生態系に大きな影響を与えています。水源の環境悪化によって、アジア各国の生活に影響が出ることが心配されます。