Devastating earthquake hits eastern Tibet – Please Help
4月14日早朝、東チベット、カム地方のジェクンドで、マグニチュード6.9の地震とそれに続く余震が起きました。中国語ではジェクンドは青海省玉樹チベット族自治州に当たります。報道によれば、少なくとも600人以上の人々が亡くなり、1万人以上が負傷したと伝えられていますが、現地のチベット人の情報では死者は4000人に及ぶ可能性があるとのことです。
SFTはメンバー全員、この災害で家族を亡くした人々に心から哀悼の意を表します。私たちの思いと祈りは、ジェクンドとその周辺の人々と共にあります。私たちは引き続きSFTのFacebookとtwitterを通して最新情報をお伝えしていきます。
あなたにできること
NEW! SFT Japanでもジェクンド地震被災者のための寄付を募集しています
1. 現地で活動しているNGOへの寄付による緊急支援活動への協力
- Tibetan Village Project
- http://www.tibetanvillageproject.org/
- Tibetan Relief Fund
- http://www.tibetrelieffund.co.uk/
- Machik
- http://www.machik.org/index.ph
- Tibet Foundation
- http://www.tibet-foundation.org/news/urgent_emergency_appeal_-_kyekudo_yushu_earthquake/
- Thrangu Rinpoche Trust
- http://www.thranguemergency.org/
2. 「チベットで起きた地震」(中国ではありません)に関する情報の拡散
- Facebookで伝えてください
- (「チベットで地震。助けてください。寄付はこちらへ http://www.causes.com/causes/472609 広めてください」)
- High Peaks Pure Earth
- チベットのチベット人たちの生の情報が更新されています。http://www.highpeakspureearth.com/2010/04/earthquake-in-tibet-initial-reactions.html
- SFT Indiaを始めとする主要亡命チベット人団体の声明
- http://www.studentsforafreetibet.org/article.php?id=2186
High Peaks Pure Earthより
中国メディアは被災地が青海省玉樹チベット族自治州だと伝え、西側メディアも「中国南西部のチベット民族地区」ないし「チベット高原の一部」で地震が起きたとしていることが多い。
「キェグンド」と書かれているが、発音は「ジェクンド」に近い。この地図はラサと青海省の省都、西寧、四川省の省都、成都との位置関係を示している。Tibetan and Himalayan Libraryの地図がよりわかりやすい。
ダム決壊の恐れ
BBCによれば、三峡エリアのダム群が被害を受けており、下流の人々がダム決壊の恐れから避難を始めています。ダムの亀裂は中国当局によっても確認されています。この地震多発地帯に、中国政府はさらに多くのダムを建設する計画を持っています。
NPRの報道によれば、地震によって市街地の85%の建物が、赤十字によれば学校の70%が被災しました。現地はもともとチベット高原の草原に暮らしていた遊牧民や農民が多く住みます。Newsweekへの寄稿によれば、ジェクンドの市街地に見られるようなコンクリート造りの家々に住んでいたのは、中国政府によって強制移住させられたチベット遊牧民だったそうです。中国は5年計画で青海省の全遊牧民を定住させる計画を進めています。
報道では中国解放軍の救援活動が進んでいることを伝えられていますが、一方で一帯の多くの人々が食糧と水の不足に苦しんでいるとの情報もあります。例えばこんな感じです。「(ジェクから車で5〜6時間の)デンマでは人々が外で寝ている。人々には食べ物がなく、救援部隊はまだ到着しない。ここまで来るのに、あと2-3日はかかるだろう」。
今後もこのページで情報を更新していきます。ジェクンドの人々のためにあなたにできることをお願いします。