Tibet Activist Training 2011

SFT本部によるチベット支援活動ワークショップ

2011年2月5日(土)、6日(日)の2日間、チベット支援活動ワークショップが東京で行われました。

講師はSFT本部代表のテンジン・ドルジェ(テンドル)さん、副代表のケイト・ウォズナーさん、前代表でTibet Action Institute代表のラドン・テトンさん。両日とも40人を超える参加者と、講義だけでなく、ディスカッションやロールプレイングを交えて、活発に意見交換を行いました。

自分の体験を自分の言葉で直接伝えれば、相手に動いてもらえる

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初日は参加者自己紹介の後、「チベットについて伝える」と題して、チベット問題をわかりやすく伝え、共感を得るにはどうしたらよいか、チベット支援の基礎となるアピール戦略について講義。参加者からもひとりずつ意見を募り、「客観的事実を羅列するだけでは相手に行動を起こしてもらうのは難しい」「自分の体験を自分の言葉で直接伝えることが大事」といった結論に至りました。
続いてSFT本部代表のテンドルさんが、SFTの戦略について講義。「チベットの自由は必ず実現する。問題はそれが『いつ』かということだけ」と語り、自由になったチベットをイメージすることの重要性を訴えました。
午後は「非暴力アクションとは何か」。参加者は少人数のグループに分かれ、不服従や抵抗運動、直接行動の事例をそれぞれ考えて発表し、SFTが手段とする「非暴力・直接的アクション」の意義と具体的な方法を共有しました。

カメラの前で何を話しますか? 実践レッスンも

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二日目最初のセッションは「メディア対応とチベットに関するメッセージ」。胡錦濤主席の訪米に際してSFT本部が行ったアクションを例に、「伝えたいことを事前に短く簡潔にまとめ、統一する」「メッセージがわかりやすいシーンをメディアに提供する」といったノウハウを講義。テレビインタビューをイメージして、「ドンドゥプ・ワンチェンの解放」や「チベット語教育を守る」などをテーマに、実際にカメラの前でインタビューに答える練習を行いました。
続く「草の根組織作り」ではケイト・ウォズナーさんがファシリテーターとなり、小グループに分かれて、イベントなどでの仲間の勧誘の仕方、グループのまとめ方などを実践的に学びました。
最後は「先端技術を利用した活動とオンラインセキュリティ」。テンドルさんが2007年に行ったエベレストベースキャンプでのアピールでどんな技術が使われたのか、先端技術を活動に用いることの意義をラドン・テトンさんが話しました。また、チベット亡命政府関係者や支援関係者がハッカーの標的になっていることから、「私たちには攻撃の最前線にいるという意識が必要。海外にいる1人の不注意な行動が、ネットワークを通じて本土のチベット人を窮地に陥れる可能性があることを覚えておいてほしい」と、電子メールに関するセキュリティの具体例についても踏み込んだ解説が行われました。

2日間のワークショップの最後を、「私たちがチベットの歴史を作っている。そして、チベットが自由になれば、非暴力で自由を勝ち取ることができる例を世界に示すことにもなる」とテンドルさんはしめくくりました。