Uprising in Tibet 2008「チベット騒乱の真実」

亡命チベット政府のあるインド・ダラムサラから、チベット本土での人権抑圧の実態を情報収集し、発信し続けているチベット人権民主化センター(TCHRD)は、各地のチベット人たちが騒乱の最中に撮った写真と映像、貴重な証言を元に、51分の映像をまとめインターネットで公開しました。

昨年3月12日、私たちのもとにラサから衝撃的なニュースが飛び込んできました。3月10日の蜂起記念日をきっかけに、ラモチェの僧侶が座り込みを始め、支援する市民と武装兵士とのあいだで衝突が起きているというのです。これに端を発し、蜂起の波は、瞬く間にチベット全土に広がりました。いったいチベットでは何が起きていたのでしょうか?

TCHRDによれば、騒乱の直後、数千人のチベット人が拘束や逃亡により行方不明になり、少なくとも130人のチベット人が武装兵士により殺害されました。また6人の死刑判決を含め、230人に不当な裁判による判決が言い渡されるなど、激しい弾圧がいまも続いています。

日本でも昨年の騒乱に続いて起きた弾圧を憂慮する有志が、この映像の日本語化に挑み、TCHRDを始め様々な方々の協力を得て、このほど日本語ナレーション版を完成させました。
衝撃的な映像を通し、チベット騒乱の真実が時系列で明らかにされていきます。

TCHRD - Tibetan Centre for Human Rights and Democracy
http://www.tchrd.org/uprising_videos/uprsing_in_tibet_2008/japanese/

国内のニュース番組では放映されなかった衝撃的な写真、映像ですので、犠牲となった方々の遺体の写真も含まれています。ご注意ください。

上映会

  • 国内での上映会は今後詳細が決まり次第、掲載します
  • 上映会開催ご希望の方は、moc.liamg|8002napajtfs#moc.liamg|8002napajtfs までご連絡ください